- 鉄(SS)について
- 通常は1.2mm以下はSPCC材、1.6mm~6.0mmはSPHC-P材、それ以上はSS材を使用します。
メッキ、塗装等を施さないと必ずサビます。 - 電機亜鉛メッキ鋼板
- 3.2mm以下。
切断面はサビ安いが、表裏面は多少サビにくい物で、パソコンや家電の内部等には、そのまま使われています。 - SUS430
- フェライト系のステンレスです。耐食性、耐熱性、強度が優れています。組織構造上磁石が着きます。
SUS304より少し安価です。 - SUS304
- オーステナイト系のステンレスで、種類の多いステンレスの中で70%と一番多く使用される素材。
耐食性、耐熱性、強度もSUS430より優れています。非磁性体です。 - ステンレス片面研磨(SUS304)
- SUS304の片面を#400研磨をした材料です。
- ステンレス両面研磨(SUS304)
- SUS304の両面を#400研磨をした材料です。
- 表面処理について
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- アルマイト処理とは、アルミ材表面に20μ程度の酸化被膜を作る事ににより 高耐食、高摩耗、高硬度、電気絶縁にする処理です。
- パルコート処理とは、Cr(クロム)を全く使用しないアルミ用化成皮膜処理で耐蝕性、塗装密着性、電気導通性が得られます。
- 銀メッキとは、電気伝導性を優れさす為、銅や銅合金に施される表面処理で装飾品などにも使われますが、空気中で酸化されやすく、微量の硫化物により、黒変しやすいという欠点もあります。名前からこの処理をすれば銀色に輝くというイメージを持たれますが、磨かないと銀色にはならず どちらかというと白色になります。
- タップ及びバーリングについて
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ここでのタップ加工とは材料にメネジを作る加工を言います。
一般的にはネジ部が3山以上ないと良いタップ加工にはなりません。
(実際は少し少ない山数でもOKのケースも多いです。)板厚が薄くネジ山数が少なくなる場合、ネジ山数を増やせるよう板を成型する加工をバーリング加工といいます。
バーリング加工後、タップ加工を行います。この様な観点から一般的には下記表内での選択となります。
板厚 タップ バーリング+タップ 手動タップ ~1.2t ― M3,M4,M5 ― ~1.5t M2.6,M3 M3,M4,M5 ― ~2.0t M3,M4 M5 ― ~3.2t M4,M5,M6 ― M3 3.3t~ ― ― M3,M4,M5,M6,M8,M10 - バーリング加工とは
- 板金に開けた穴の周囲に立ち上がり(フランジ)をつける加工のことで、フランジ加工とも呼ばれます。
安価なコストでネジの締結力を向上できますが、ネジの付外し頻度が高い部分には
不向きです。
- タップ加工とは
- 「タップを切る」とも言い、ネジをはめ込むためにタップと呼ばれる工具を使って穴の内側にネジが掛かる凸凹(ネジ山)をつけます。
- 外寸とは
- 外寸(がいすん)とは、板厚を含めた寸法です。
- 皿取りとは
- ねじ頭が板面に出っ張らないように、穴の縁を面取りする加工です。
- 図面
- 手書きでも以下のような図面から製品を作成することが可能となっております。
↓このような製品になります。
その他、具体例は制作事例をご覧ください。